医療機関では電子カルテや周辺機器の関係から、現在でもWindowsが主流です。一方で、近年は生成AIやCLIを活用した開発環境としてMacを使うエンジニアも多く、私自身も開発用途ではMacを中心に使用しています。実際の診療所運営ではWindowsとMacを適材適所で併用しており、完全にどちらか一方へ統一するというより、それぞれの強みを活かして使い分けるのが現実的ではないかと感じています。
プログラミングやIT関係に本格的に取り組もうとすると、「開発環境」というものが重要になってきます。大きく分けると、選択肢としてはMacかWindowsになると思います。実際、医療機関の現場ではWindowsベースで運用されていることがほとんどです。電子カルテやレセコン、周辺機器なども含め、どうしてもWindows前提で構築されているケースが多く、日常診療ではWindowsを使っている先生方が大半ではないかと思います。一方で、個人用途ではMacを使っている先生方も一定数いらっしゃいます。特に最近は、iPhoneやiPadとの連携の良さからMacを選ぶケースも増えている印象があります。私自身もプログラミングや開発を行う際にはMacを使用しています。
今回は、そのあたりも含めて、「開発環境としてMacとWindowsをどう考えるか」ということについて、少し整理してみたいと思います。
診療所にはWindowsもMacも混在
私の診療所の構成としては、一般的な診察室でメインに使うパソコンについてはMacを中心にしています。一方で、発熱外来や受付、あるいは機器連携のために常時稼働させておく必要がある端末については、基本的にWindowsを使用しています。これは先生方もすでに実感されていると思いますが、医療機器や電子カルテ連携ソフトの多くは、ほぼWindows前提で作られています。実際、Macに正式対応しているケースのほうが圧倒的に少ないというのが現状です。例えば、検査機器との連携ソフトや、スキャナー、ラベルプリンタ、レセコン周辺機器なども含めて、Windows前提で導入されることが非常に多く、「医療機関を運営する」という観点では、完全にMacだけで統一するのは現実的にはなかなか難しい部分があります。そのため、私自身は普段の開発や日常業務ではMacをメインに使っていますが、診療所運営そのものを考えると、Windows環境も必須だと感じています。少し話はそれますが、例えばe-Tax関連のソフトや、一部の行政系システムなども、依然としてWindows前提で動いているものが少なくありません。そのような事情もあり、現実的には「MacかWindowsか」というより、「両方を適材適所で使い分ける」という形に落ち着いています。
開発環境はMac
一方で、個人の情報管理や、実際の開発・プログラミングについては、私はすべてMac環境で行っています。特に最近は、CLI環境で生成AIと対話しながら開発を進める場面がかなり増えていて、そのような作業については、基本的にMac上で完結しています。実際、Claude CodeのようなCLIベースの開発スタイルも含め、ターミナルを中心に作業することが非常に多くなっています。正直なところ、私はWindowsで開発をした経験がありません。そのため、Windows環境でのローカル開発については、詳しくないというのが実情です。
もちろん、オンライン上で動くサービスであれば、OSの違いをそこまで意識する場面は多くありません。ただ、ローカル環境で動かすツールや、自分専用に組んだ補助ソフト、スクリプト類については、私の場合Mac前提で構築しているため、結果的に「Macでしか動かない」という状況になっています。
エンジニアにはMacユーザーが多い
私は実際のところ、プログラミングにおいてWindowsとMacを本格的に使い分けた経験がなく、ほぼMacしか使ってきませんでした。そのため、厳密な比較という意味では、正直なところ分からない部分もあります。ただ、実際にエンジニアやプログラマーの方々を見ていると、Macユーザーはかなり多い印象があります。特に、ノートパソコンはMacBook Proを持ちつつ、デスクトップではMac miniやMac Studio+大型ワイドモニターで開発をするという構成は非常によく見かけます。私自身も、最初にプログラミングや開発環境について調べ始めた頃、「開発用途ではMacを使っている人が多い」という印象を強く受けました。もともと個人用途でもMacを使うことが多かったこともあり、その流れで現在もMacを中心に使っています。もちろん、プログラミング自体はWindowsでも十分可能ですし、実際にWindows環境で開発されている優秀なエンジニアの方も数多くいらっしゃいます。そのため、「Windowsはプログラミングに使いにくい」わけではありません。
ただ一方で、開発系の情報発信やツール、CLIベースの生成AI活用、各種チュートリアルなどを見ていると、どうしてもMac環境を前提としているケースは比較的多い印象があります。そのため、特にこれから生成AIを活用しながら開発を始める場合には、Mac環境のほうが情報を追いやすい場面はあるかもしれません。ですので、もし先生方がすでに個人でMacを使われているのであれば、まずはその環境のまま始めてしまうのが良いのではないかと思います。また、今後もう少し本格的に、生成AIを活用しながらプログラミングや開発環境を整えていきたいということであれば、Macは比較的扱いやすい選択肢の一つではないかと、Macユーザーとしては感じています。