Macのターミナルでは、.zshrcを使ってよく使うコマンドにショートカットを設定できます。git addやgit commitなどの長い入力を短縮できるだけでなく、関数を使えば複数の処理をワンコマンドで実行することも可能です。今回は、私が実際に使っている設定をもとに、プログラミング初心者の先生向けに.zshrcの基本と便利な使い方をご紹介します。
今回は、少し踏み込んだ内容を取り上げてみようと思います。またMac前提の話で申し訳ないのですが、プログラミングを始めて、ある程度環境を構築できるようになった先生の中には、Terminalを使ってプログラミングを進めている方も多いと思います。TerminalにClaude Code、ないしCodexを導入して作業を進めているケースもあるでしょう。今回は、そんなターミナルを使う際のワンポイントについてご紹介します。
プログラミングに慣れている人にとっては今さらという話なのですが、ターミナルではいろいろなショートカットを設定することができ、なおかつ自分の好きなようにカスタマイズできます。その設定に使えるものの一つが、.zshrcというファイルです。
ただ、私のように手探りで独学をしていると、プログラミングスクールなどで学んだ人にとっては当たり前すぎることを、意外と見逃してしまうことがあります。私自身、最初はかなり回りくどいことをしていて、「これは何とかできないのかな」とChatGPTに相談しているうちに、「こういう方法があります」と教えてもらい、かなり後になって初めて気づいたことがありました。「それなら最初から知りたかった」と思うような内容は結構あるものですが、.zshrcもまさにその一つです。今回は、その使い方について少しご説明したいと思います。
最初から知っていると結構便利なのですが、ここまで読んで「何だかややこしい。プログラミングは面倒そうだ」と感じた先生は、別に後回しでも構いません。
プログラミングを続けていれば、いずれ自分からやりたくなるような内容です。一方で、まだプログラミングに触れたことがない段階では、「こんなややこしいことまで覚えないといけないのか」と感じて、かえって嫌になってしまうかもしれません。そういう先生は、ここでは軽く目を通す程度で構いません。「そういうものがある」とだけ覚えておいて、必要になったときに思い出していただければ十分です。
実際に使っている.zshrcを初心者向けに整理してみる
.zshrcではいろいろな設定ができるのですが、今回は、私が実際に使っているショートカットをもとにご紹介したいと思います。
私はこれらの設定をGitHubに保存しておき、他のMacでも使い回せるようにしています。そのGitHub上のプロジェクトにはClaude Codeも入っているので、今回はClaude Codeにこの記事の意図を説明し、「プログラミング初心者の先生に紹介するのであれば、どのような形が分かりやすいか」と相談してみました。
そのうえで、初心者向けの解説記事として一つにまとめてもらいましたので、ここからは実際の内容を供覧してみたいと思います。
Article
「よく打つコマンド」をボタン一つにしてみよう ― .zshrc入門
図や表を使って、別のページにまとめています。
.zshrcは必須ではないけれど、知っているとかなり便利
いかがでしょうか。すでにプログラミングをある程度経験している先生や、普段からターミナルを使っている先生にとっては、「今さら」という内容かもしれません。一方で、プログラミングを始めたばかりで、こうした方法を知らなかった先生には、「これは使えそうだ」と思っていただけるのではないかと思います。本当に単純化すれば、やっていることは「よく使うコマンドにショートカットを作る」というだけです。例えば、毎回長いコマンドを入力する代わりに、gaやgcといった短い入力だけで済むようになるため、非常に楽になります。また、今回は深入りしていませんが、.zshrcには関数を書くこともでき、複数の処理をワンコマンドでまとめて実行することもできます。私自身、特にプロジェクトのデータベースを扱う際には、あるコマンドを入力すると、その場でデータベースをバックアップし、GitHubへの保存までまとめて実行する、といった仕組みも使っています。さらに、バックアップは最新の20個だけ残し、それより古いものは順次削除する、といった処理も比較的簡単に組むことができます。使い始めると、かなり便利な仕組みです。
ただし、実際に使っていると便利だと感じるものではありますが、「こういうことを全部身につけてからプログラミングを始めよう」と考える必要はまったくありません。むしろ、最初から全部覚えようとすると、嫌になってしまうと思います。.zshrcの設定は必須ではなく、あくまで「あると便利」というものです。プログラミングを続けていると、同じコマンドを何度も入力することが面倒になり、「これはもうショートカットにしたい」と自然に思うタイミングが来ると思います。ここまで読んで少し難しそうだと感じた先生は、今回は軽く目を通す程度で、そのまま読み飛ばしていただいても構いません。
冒頭でも少し触れましたが、独学でプログラミングをしていると、こういうことは意外と分からないものです。私自身、最初はGitで変更を保存するときにも、git addやgit commitなどのコマンドを毎回フルで入力していました。その入力が面倒になり、途中からクリップボードなどに登録して貼り付けるようにしていたのですが、それすら面倒になって、「何かもっといい方法はないのか」とChatGPTに聞いてみたところ、こうした方法を簡単に教えてもらいました。そのときは、「こんな方法があるなら、最初から知りたかった」と思ったものです。こうした「経験者にとっては当たり前だけれど、独学では意外と見逃してしまうこと」は結構あります。今回の記事が、そのような先生に少しでも参考になればと思います。